
「ひらく庭」と「とじる庭」二つの庭がある高台の家
浜松市 34.10坪
#吹き抜け #中庭 #収納充実
高台に広がる眺望を活かし、南北に二つの庭を抱くように計画された住まいが完成しました。
東京での暮らしを経て「永住できる戸建てを」と考え始められたご夫妻。中庭への憧れと、将来的にお子さまと愛犬との暮らしを想定した具体的なイメージをお持ちでした。
そこで建築家は「二つ庭の家」というプランを提案。
北の庭は高台ならではの景色を楽しむ開放の場に。
南の中庭は家族が集い、バーベキューや犬が駆け回る安心の場に。
プライバシーを守りながらも、光と風が巡る二つの庭を介してLDKを中心にした暮らしが広がります。
1階は大きな吹抜けのリビングを据え、中庭との一体感を重視。
小上がりの空間はお子さまが小さい時期の安心スペースであり、カウンターもあるので書斎としても機能します。
水まわりやファミリークローゼットは帰宅動線上にまとめ、家事効率を高めました。
2階は眺望を取り込む主寝室と、独立した子ども部屋を二つ。加えて大容量の収納を備え、将来の暮らしにも柔軟に対応します。
外観は道路側の開口を抑え、凹凸を効かせたシンプルな造形。静かに街並みに溶け込みながら、内部はのびやかな光に満ちています。
穏やかなご夫婦の対話から生まれた本邸は、「老後まで安心して暮らせる永住の家」という想いをカタチにしました。
二つの庭がもたらす豊かな時間と、家族の未来を見守る確かな住環境が、この住まいを特別な存在にしています。