モダンスタイルの外観希望! そのポイントと種類について知っておこう

2022.12.22

モダンスタイルの外観希望! そのポイントと種類について知っておこう

「外観はどんな雰囲気にしよう…」。注文住宅で家を建てる際に、かなり早い段階でテーマに上がってくるのが外観の雰囲気です。

外観が決定することで、内装の雰囲気のテーマなんかも連動してきますし、外観のスタイルによってお施主さんやご家族の趣味嗜好が周囲に伝わるケースも珍しくありません。

とは言え、ひとことで外観と言ってもその種類はさまざまあります。ざっとあげるだけでも、ナチュラル、モダン、シンプル、エレガント、和風…と、多種多様なタイプが思いつくことでしょう。そんな中でも、近年人気が高いのが「モダンスタイル」の外観です。

そこで今回は、これから家を建てる人の多くが検討しているであろう、モダンスタイルの外観についてあれこれ説明していこうと思います。

■外観を考える上で大切なポイントとは

外観は“家の顔”と呼ばれるほど、建物の第一印象を左右する大きな要素となってきます。だからこそ、じっくり検討を重ね、自分たちの好みや生活スタイルに合った雰囲気に仕上げていくことが重要です。ここでは、外観を考える際に、最低限頭に入れておきたいポイントを3つご紹介していきます。

① 家の形状を考える
何より大切なのは「長く住んでも飽きのこない家」をイメージすることです。そこから、平屋が良いのか? 2階建てが良いのか? 和風が良いのか? 洋風が良いのか? といった基本的な部分を絞り込んでいきましょう。個性的な家を好まれるのであれば、注文住宅の特性を活かして思い切った形状の建物にするのも良いのですが、長い目で考えると、シンプルでスタイリッシュな外観の方が、長く愛着のわく家になりやすい傾向にあります。

② 外壁の種類や色を考える
家の形状がシンプルであっても、外壁の種類やカラーにこだわることである程度の個性を発揮することができます。例えば、ポップでキュートにしたい場合は色数を増やしてみる、ナチュラルさを表現したい場合には木材を多用する、クールな雰囲気で引き締めたいならダークカラーを広めに取り入れてみる…といった具合です。他にも、メインカラーの中にワンポイントで差し色を入れることで、程よいインパクトを与えることができます。

③ 街並みとの調和を考える
意外と見落としがちなポイントです。自分らしい家を目指すことはもちろん大切ですが、色や形状など、あまりにも個性的な家を建ててしまうと、周囲の住宅や環境から浮いてしまい、悪い意味で目立ち過ぎてしまいます。今後何十年と住んでいく地域なのですから、街並みとの調和やご近所さんからの印象といった細かな部分にもしっかり配慮をした外観デザインを考えてみてください。


■モダンスタイルの外観とは


前述した通り、近年人気の外観は「モダンスタイル」と呼ばれるものです。現代的かつ近代的な雰囲気を保ちつつ、ナチュラル、シンプル、伝統的といった要素を取り込むことで「今風でありながら末長く飽きのこない外観」を実現していきます。特に「ナチュラルモダン」、「シンプルモダン」、「和モダン」の3タイプはモダンスタイルの代表格といえます。それでは、この3タイプについてそれぞれの特徴などを見ていきましょう。

ナチュラルモダン
白や淡いカラーの外壁をベースに、木材などの天然素材を組み合わせた外観です。全体的にやさしく、柔らかな印象を与えてくれ、女性受けの良いかわいらしさも感じられます。シンプルな生活環境や生活スタイルを求める人にはぴったりの外観ではないでしょうか。デメリットとして、白や淡いカラーがベースとなるので汚れが目立つ、天然素材の経年劣化といった懸念があげられますので、建てた後のメンテナンスなども考慮して検討していきましょう。

【デザインする際のポイント】
・大きな面積を占める外壁には、白・ベージュ・アイボリー・ブラウンといったやさしい色合いを選びましょう。

・使用する色は基本は2色、多くても3色までがおすすめです。当然のことですが、色数が増えてしまうとカラフルな印象になってしまい、ナチュラルとはほど遠い雰囲気になってしまいます。

・ナチュラル感を一層引き出すために、木材などの天然素材を組み合わせたり、庭木との一体感なども考慮した外観デザインを考えていきましょう。

シンプルモダン
近年の新築住宅の主流となっているのがシンプルモダンの外観です。できるだけ凹凸を排除した直線的なシルエットが特徴で、余計な装飾をしないので、スッキリとした印象となります。ちょっと個性を出したいのであれば、一部に曲線を取り入れたり、外壁の色をモノトーンでまとめることでモダンさを強調することができます。「他の家と被りにくいシンプルモダン」を目指すのであれば、このようなひと工夫も考慮してみてください。また、ナチュラルモダンでも指摘した通り、どうしても汚れが目立ちやすい外観になりがちなので、メンテナンスや素材選びなどの検討もしっかりしておきましょう。


【デザインする際のポイント】
・モダンな印象付けを高めたいなら、外壁のベースカラーは白・黒・グレーのモノトーン系を選んでみてください。無機質な印象にはなりますが、その分、どんなデザインの建物とも相性が良いカラーリングとなります。

・シンプルさを求めるなら白、重厚感を出したいなら黒の比率を大きくしていきましょう。グレーを使用する場合は、色の濃淡によってかなり雰囲気が変わってきますので、しっかりとシミュレーションした上で採用カラーを決定してみてください。

・「ちょっとアクセントを付けたいな」と感じても、あまり派手な色は使わないようにしましょう。アクセントカラーに赤や黄色といった彩度の高い色を使用すると、一気にシンプルさが落ち込んでしまいます。ですので、アクセントカラーにも落ち着いたトーンの色を選ぶのが無難です。白・黒・グレー。ブラウンといった定番カラーをはじめ、ネイビーや深いグリーンといったダークトーンなら問題ありません。

和モダン
日本の伝統的な和のデザインに、現代的な新しい建築様式を組み合わせた外観デザインです。老若男女の心に馴染みやすいため、二世帯の注文住宅でよく採用される外観タイプといええます。和の雰囲気を高めるために、木材の自然な質感を多用するのもおすすめです。また、外壁に土壁を採用するとグッと和モダン感が引き立ちます。

【デザインする際のポイント】
・外壁のベースカラーは、少しくすみがかった色味を検討しましょう。「薄青」「栗色」「桔梗鼠」(やや灰色がかかった薄紫色)といった、彩度が低く、日本らしいカラーがおすすめです。

・和モダンの外観には、ツートーンがおすすめです。3色以上の色が入ってしまうと、まとまりのない印象になってしまいます。単色でも構いませんが、ツートーンにすることでオシャレ感を出しやすくなります。

・土壁や塗り壁などで外壁の質感を大切にしたい場合は、外壁保護のための透明塗料(クリア塗装)を検討してみてください。土壁や塗り壁の上にクリア塗装を施すことで、汚れが付きにくくなったり、ひび割れなどの予防にもつながりますよ。

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以上、注文住宅の外観を考える際のポイントとモダンスタイルの外観について説明してきました。内装や間取りと同じくらい、外観デザインというのは家づくりにおけるとても重要な部分となります。住むほどに愛着のわくような、そして、世代を超えて生活に馴染んでいくような、そんな外観を目指した家づくりを進めていってほしいと思います。

もちろん、私たちARRCHが手掛ける注文住宅も「モダンスタイル」の外観に絶対の自信を持っています。お客様の想いに寄り添いながら、心地良い機能性と飽きのこないシンプルなデザインを両立した外観デザインをしっかりと提案していきますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

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