外壁は“家の顔”。【外壁選び】で失敗しないためのポイント伝授!

2022.12.11

外壁は“家の顔”。【外壁選び】で失敗しないためのポイント伝授!

“家の顔”とも言える外観は、注文住宅を建てる際に特に重要視したい部分ですよね。

色はもちろん、素材による質感なども外観のデザイン性や個性を左右していきます。

また、性能の高い外壁材を選ぶことで、家の機能やメンテナンスのしやすさにも直結していきますよ。

というわけで今回は、外壁選びで失敗しないためのポイントについてお伝えしていきます!

最低限知っておきたいコツ・7選

まずは、外壁を考える際に最低限知っておきたいコツについて学んでいきましょう! 

01 ■ 色見本や色シミュレーションは参考程度に

外壁材を選ぶ際に、サンプルなどの色見本を渡されたり、パソコンでの色シミュレーションで完成イメージを確認するケースがあります。

しかし、これらはあくまで参考程度ということを認識しておきましょう。

面積効果によってサンプルではイメージしにくい部分が多いですし、実際の仕上がりというのは施工してみるまでわからないケースが多いのが現状です。

一番良いのは、同じ外壁材や外壁色を使用している家を見学させてもらうこと(できれば天気の良い日と悪い日の両方)。

そうすることで、サンプルやシミュレーションではわかりにくかった、完成外壁のイメージがクリアになっていきますよ。

02 ■ サンプルは日光に当てて確認する

上記の補足になりますが、外壁材を選ぶ際のサンプルは、蛍光灯などの下で見るのではなく、日光に当てて見ることをおすすめします。

ご承知の通り、外壁はつねに日光にさらされる箇所ですので、太陽光に当てた時に見える色が実際の仕上がりイメージに近い色となります。

03 ■「好き」というだけで決めない

「こだわりの家だから外壁だって好きな色に!」という気持ちはわからなくもありませんが、あなたの好きな色がそのまま家の外壁に合うとは限りませんよね。

あまりにも個性的な色を選んでしまうと、その家だけ変に浮いてしまい、住む人のイメージダウンにもつながりかねません。

周辺の環境や近隣の建物の雰囲気などをしっかり考慮して、地域に溶け込むような色、飽きのこない色を選んでいくのが無難だと言えます。

04 ■ 人気はベージュ系・クリーム系・グレー系

シンプルで、目立ち過ぎず、飽きがこなくて、周辺環境に馴染む…。

そんな条件を当てはめていくと、最終的には、ベージュ系・クリーム系・グレー系のいずれかで落ち着くケースが多いです。

真っ白や真っ黒を希望するお客様もいらっしゃいますが、これだと経年劣化による汚れやキズが目立ちやすくなってしまうためあまりおすすめしていません。

ベージュ系・クリーム系・グレー系のような、白や黒に微妙に他の色が入った色にすることで、汎用性が高く、屋根材やドアがどんな色でもすんなりマッチする外壁になるんですよね。

どうしても個性的な色を採用したいなら、ブルー系を検討してみてください。

赤や紫といったレッド系は日焼けによる色あせが起こりやすいので注意が必要です。

05 ■ その外壁、屋根やドアと合っていますか?

意外と忘れがちなのが、建物全体のバランスです。

つまり、外壁の素材・色が、サッシやドア、屋根材と合っているかどうかをしっかり考えるということですね。

外壁もそうですが、サッシや屋根材なども、後で変更するのが難しい箇所になりますので、計画段階からバランスや色合いなどをしっかり考慮した上で、外壁材や外壁色をセレクトしていきましょう!

06 ■ 初期費用だけでなく、メンテナンスコストも 「できるだけ費用を抑えたい」という理由から、外壁にはこだわらないというお客様がいらっしゃいます。

しかし、これはちょっと考えものです。

外壁は、つねに雨風や紫外線にさらされ、汚れやキズが付きやすい箇所ですので、どうしても定期的な洗浄や補修が必要となります。

ですので、初期費用だけでなく、メンテナンスのしやすさ(メンテナンスにかかるコスト)についてもしっかり考慮した上で、末永くきれいな状態を保つことができる外壁選びをしてみてください。

これは弊社の調査ですが、一般的なサイディングとARRCHの塗り壁(標準仕様)では、30年間のメンテナンスコストで475万円もの差が出てくることがわかっています。

07 ■ 直接日光が当たらない箇所は薄めの色に

例えば軒天井(軒下)は、直接日光が当たらず、つねに影ができる箇所なので暗めの印象を与えてしまいます。

せっかく外壁全体を明るい色にしても、こういった影の部分とのコントラストが強く出てしまうと、明るい雰囲気が軽減されてしまうことがあるんですよね。

ですので、直接日光が当たらない箇所は、外壁よりも薄い色(もしくは白)などを採用してみてください。

そうすることで、影によるコントラストが目立たなくなり、建物全体に自然な立体感が生まれてきますよ。

いかがでしたか? 外壁材や色を選ぶ際には、これらのポイントをひとつひとつ確認しながら、建築会社のコーディネーターなどと相談し、できるだけ慎重に進めていってみてくださいね♪ 

繰り返しになりますが、外壁は“家の顔”です。

住めば住むほどに愛着が湧くような、長い目で見た外壁選びをおすすめします。

ARRCHおすすめの外壁とは

こちらでもご紹介していますが、私たちARRCHの注文住宅では、主に2種類の外壁材を使用しています。

それは【塗り壁】と【ガルバリウム鋼板】です。

どちらも標準仕様となっていますので安心してお選びいただけますし、性能面、メンテナンス性も自信を持っています。

ここで改めて【塗り壁】と【ガルバリウム鋼板】のそれぞれの特徴についてお伝えしていきますね。

塗り壁

塗り壁ならではの模様の種類が豊富で、他の外壁材にはない風合いに仕上がり、継ぎ目がないのが魅力です。

また、水・土・植物などの天然素材を材料としているため、日本の気候に合った高い調湿効果が期待でき、シックハウス症候群やアレルギー対策として選ぶ人も少なくありません。

ひび割れなどを心配する声もありますが、近年の塗り壁は塗料の改良が目覚ましく、高耐久性+省メンテナンスに優れた塗り壁となっています。

適切な洗浄と補修を行うことで、30年塗り替え不要の素材として人気が高い外壁材です。

色は50種類以上をそろえています。

・塗り壁ならではの風合いに仕上がる 

・50種類以上の色から選べる 

・継ぎ目のない一体感のある外観に 

・天然素材による安全性と調湿性 

・塗料改良により高耐久性と省メンテナンスを実現 

ガルバリウム鋼板

外壁だけでなく屋根材としても優秀なガルバリウム鋼板。

無数のデザイン&色があり、使用することでスタイリッシュかつクールな印象に仕上がります。

性能にも優れていて、耐食性、耐熱性、熱反射性などの機能を持ち、高い耐久性が期待できる素材です。

また、軽くて丈夫なので、地震に強いとも言われています。

並べた時に継ぎ目が目立たないのも特徴なので、美しい外観を叶えたい方にもぴったり! メンテナンスもとっても簡単で、基本的には水で洗い流す程度で完了です。

・都会的なイメージに仕上がる

・無数のデザイン&色から選べる 

・継ぎ目が目立たず美しい外観に 

・地震に強い、高耐久性の素材 

・水で洗い流すだけの簡単メンテナンス

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外壁は家のビジュアルはもちろん、雨風や紫外線、音などから家を守る大切な部分。

ですので、できるだけ慎重に素材選びや色選びをしていくことで失敗のない家づくりに近づけることができます。

前述しましたが、小さなサンプルだけで素材や色を決めてしまうと、面積の大きな外壁になった時に全く違ったイメージになることもありますのでご注意を。

また、時間が経てば経つほど微妙に色が変わってきますので、そのあたりも考慮して色の想定をしてみてくださいね。

 …とは言え、難しいことや専門的なことは、ARRCHのコーディネーターがしっかりサポートしていきますのでご心配なく!

新築の形状や日光の当たり方、家に持たせたい機能や予算、周辺環境などをしっかり踏まえた上で、一緒に最適な外壁選びを叶えていきましょう!