褒められ和モダン 中庭を囲む家

磐田市 36.63坪

#和室 #中庭 #家事ラク

家族構成
ご夫婦(お引渡し時)
土地面積
200.83㎡(60.75坪)
建物面積
121.10㎡(36.63坪)
住宅性能
UA値(断熱性能):0.48 C値(気密性能):0.4※ZEH基準クリア

どこにいても心地よく、
ゆとりを感じる住まい。

住まいのコンセプトは、どこにいても心地よく、ゆとりを感じる住まい。
洗練されたモダンなデザインの建物に、“和”の要素がさりげなく取り入れられた、センスの良さが光るお家が完成しました。

オーナー様は、20代で新婚のご夫妻。賃貸時代の慌ただしい動線を見直し、「帰宅後の一連の流れを整えてから、ゆったりと時間を過ごしたい」という想いを胸にARRCHへご相談くださいました。

奥様は“壁に囲まれた端っこ”のような落ち着く場所をご希望され、ご主人は書斎があれば十分と語る穏やかな方。
そんなお二人の価値観が、住まいづくりの出発点となりました。

モダンな建物に木格子が映える印象的な外観。軒のかけ方や照明の当たり方、格子のデザインなど、“和”の要素が程よく取り入れられ、時が経っても飽きのこない落ち着いた佇まいが実現しています。

建築家が描いたコンセプトは
余白のある家

南北に抜ける閑静な土地の特性を読み取り、視線を遮りながらも光と風を受け止める中庭を建物の中心に。
囲まれた庭が住まいに安心感をもたらし、どの居場所にいてもやわらかな光と広がりが届くよう設計されています。

家族のプライバシーを守り
家の中心を飾る中庭

ご夫妻は、計画が始まった当初から「家族がゆったりと過ごせる空間」を大切に考えており、その中でも“建物に囲まれた中庭”は譲れないポイントでした。

建築家は、しっかりと広さを確保した中庭を、建物の中心に配置。外部からの視線を完全に遮り、室内はカーテンレスで明るく、家のどこからでも中庭の開放感を楽しめる心地よい空間が生まれました。

暮らしにゆとりを生む
快適な動線と多様な居場所

室内に足を踏み入れると、板張りをしつらえた高天井に朝の気配が満ちるLDKが広がり、そばにはヌックや畳スペース、小さな余白が点在します。

気分に合わせて居場所を選べるため、家族が同じ時間を過ごしながらも、それぞれの静けさを大切にできるつくりです。

センスが光る“和”を
取り入れたモダンスタイル

中庭は縁側のような落ち着きを添え、格子越しの陰影が揺れる和室は、家族にとって、特別な休まる場所となります。

外観を彩る木格子は和室の窓の目隠しとして機能し、格子越しに差し込む柔らかな光が、和室に心落ち着く空間を演出します。

暮らしにゆとりを生む
快適な2way動線

玄関から続く2way動線は、帰宅後の着替え・洗濯・片付けを一気に完結でき、日々の家事に余白が生まれます。

この住まいは、ただ整えられた空間ではなく、夫婦の穏やかな心に寄り添う空間です。

季節の風を感じながら中庭に視線を向ける時間、ヌックで本を開く静かなひととき──そんな積み重ねが、これからの暮らしを豊かに育てていかれることでしょう。

建築家からのコメント

お打ち合わせの始まった当初は結婚式を迎える寸前で、これから生活を共にするご夫妻という感じでした。
ご主人は優しく、自分のスペースはこの書斎さえあればよいと、奥様の好きな空間を設けてほしいとおっしゃっていました。
奥様自身やりたいことがたくさんありながら、好きなことが漠然としていたため、じっくり話をして要望を引き出したのを覚えています。
穏やかなご夫妻らしく、落ち着いた雰囲気の住まいを求められていて印象深い打ち合わせでした。