中庭とつながる 静影の平屋
浜松市 30.00坪
#平屋 #中庭 #収納充実 #家事ラク

家の中心に中庭を据えた、どこにいても自然の気配を感じられる平屋の邸宅。
やわらかな自然光や木漏れ日が部屋の奥まで届き、時間とともに空間の表情を豊かに変えていきます。


外観は、屋根にやさしい色合いのガルバリウム鋼板、トラバーチン仕上げの塗り壁、木の風合いを感じるモルタルを組み合わせ、シンプルでありながら上品で深みのある印象に仕上げました。


街並みに自然に溶け込みつつ、日が差すと外壁に美しい陰影が生まれ、時間とともに表情を変えるのも魅力です。


玄関は、“洗い出し仕上げ”を採用し、玉砂利の風合いと大谷石を組み合わせ、訪れる人を迎え入れる静けさと重厚感を演出。
素材の質感や風合いが際立ち、この家を象徴する印象的な空間です。


LDKは天井高を活かした開放感と素材の温もりが調和。
リブ天井とオークの床材が、柔らかい光に包まれる心地よい空間をつくり出します。

ダウンフロアには、石のような質感が魅力のチャコールグレーのタイルを採用。
マットすぎず、柄も主張しすぎない絶妙なバランスで、空間を程よく引き締めながら、大谷石の壁面の品格を際立たせます。

床をあえて下げたリビングは、中庭と視線がつながります。
天井高の変化や床のレベル差も巧みに使い分け、空間にリズムと落ち着きを生み出します。


大きな窓の向こうに広がる中庭は、暮らしの中心。植栽や石、ウッドデッキが調和し、つい眺めていたくなる景色です。

季節の変化や時間帯で光の色が変わり、家の中に豊かな表情をもたらします。家にいても自然とつながっている心地よさを感じられます。

キッチンは、ブラックの面材で空間を引き締め、天板にはバイブレーション加工のステンレスを採用。
自然なムラ感と、使い込むほどに味わいを深める素材が、空間全体に静かな存在感を添えています。

ダイニング照明には、レクリントの折り紙をヒントにしたプリーツシェードを選定。“和”の要素をさりげなく取り入れながら、優しい光が美しい陰影をつくり、穏やかな時間をもたらします。


玄関→収納→水まわりへと、最短距離で移動できる裏動線を採用。
洗面のポイントは、通常よりも高さのある大きなミラー。空間を広く見せながら、無駄のないシャープな印象に仕上げています。

荷物をしまい、手を洗ってキッチンへと迷いなく進めるため、毎日の家事がぐっとラクになります。“使いやすい”がきちんと考えられた、間取りです。

ベッドルームは、落ち着いたホテルライクな空間に。正面のカウンターは、ベッドに腰掛けて本を読んだり小物を置いたり、くつろぎながらも使いやすい設計。
ガラス製のブラケットライトが柔らかく広がり、夜の時間を上品に照らします。


建物は、大判タイルやダウンフロア、リブ天井など、建築らしい直線的なデザインが特徴。
一方で、家具には柔らかな曲線や自然素材を取り入れ、空間にやさしい余白と豊かな質感を添えています。

土地面積 309.72㎡(93.69坪)
建物面積 99.16㎡(30.00坪)