中庭にひらく 端影の平屋

浜松市 30.54坪

#平屋 #中庭 #勾配天井 #収納充実 #家事ラク

家族構成
ご夫婦+お子さま2人
土地面積
245.67㎡(74.31坪)
建物面積
100.98㎡(30.54坪)
住宅性能
UA値(断熱性能):0.41  C値(気密性能):0.5 耐震等級3

訪れる人を迎えるのは、黒を基調とした重厚感ある外観。窓を極力排した端正なファサードに、タイルと木の質感を織り交ぜることで、静かでありながらも凛とした存在感を漂わせています。

あえて異なる素材や色を選び、唯一無二の佇まいを目指しました。玄関には自動ドアを採用し、意匠性にこだわったサッシを組み合わせることで、扉を開けた瞬間から上質な気配が広がります。

建築家が描いたコンセプトは「陰影を楽しむ、静けさに満ちた暮らし」。
光を直接取り込むのではなく、地窓やライン照明を巧みに用いて、空間に奥行きと陰影を与えています。高い天井と広い開口部がもたらす開放感を抑え、重心を低く整えることで、落ち着きのある時間を演出しました。

室内へ進むと、25帖のLDKが中庭に向かってひらけます。床一面に広がるタイルが、清涼感と静かな緊張感を漂わせ、勾配天井が空間に広がりを添えます。

リビングとダイニングがゆるやかに分けられ、視線の先にはどこからでも中庭の景色が。

ソファに腰掛ければ、目線の高さに広がる坪庭の緑とタイルの白が、季節ごとに異なる表情を映し出します。

9帖の中庭は、あえて樹木を控えめに配し、タイルの質感を際立たせた無機質な空間。その静けさの中に、朝の光や夕暮れの陰影が映り込み、日々の暮らしに余白をもたらします。

キッチンに立つと、家族の気配を感じながらも、視線の先に広がる中庭が心を和ませ、忙しい日常にひと呼吸のゆとりを与えてくれます。

もちろん、意匠性だけでなく、共働き夫婦が家事負担を軽減できる動線も重要視。家にいる時間が最大のリラックスになるよう設計されています。

この住まいは、ただ快適さを追求した家ではなく、光と影が織りなす時間を愉しむ舞台。
やわらかな陽だまりと静けさに包まれながら、ここで育まれる日常は、やがて家族だけの物語として積み重なっていくことでしょう。

平屋の間取り

建物面積 100.98㎡(30.54坪)