
平穏の隠れ家 ― 20坪に広がる大空間LDKを叶えた平屋
浜松市 23.24坪
#平屋 #勾配天井 #家事ラク
ご夫婦お二人のために設計された今回の住まいは、「平穏の隠れ家」をコンセプトに掲げた、落ち着きと開放感を兼ね備えた平屋です。
土地は細長い形状で、建物規模はガレージを含めて約23坪。
そのうち居住空間は実質20坪に限られていましたが、建築家の工夫によってLDKは22.5帖を確保。
コンパクトながらも高天井の勾配天井と行き止まりのない回遊動線により、大きな広がりと暮らしやすさを感じられる住まいとなりました。
外観はご希望のグレーを基調とし、車寄せを備えた凹凸のあるデザインに。軒を深くとることで小ささを感じさせず、玄関には土地形状に合わせた目隠しを設けるなど、限られた敷地を最大限活かしています。シンプルながらも品格を感じさせる外観は、訪れる人に落ち着いた印象を与えます。
内部はARRCHの平屋モデルハウスを参考に、一直線の水回り動線を採用。浴室を住まいの中心に配置することで回遊性を生み、家事の効率と快適さを両立しました。
寝室は4.5帖と必要最小限としつつ、クローゼットとつながり使いやすい空間。リビングの脇には畳コーナーを加えることで来客の宿泊にも対応しています。
洗面からつながるランドリーにはお母様から受け継いだ鏡台を置くなど、思い出を暮らしに溶け込ませています。
外からの視線を遮る囲われた中庭は、ご夫婦の憩いの場。大きく窓を開け放っても外からの視線を気にせず、土間テラスでのBBQや多肉植物のガーデニングなど、趣味をのびやかに楽しむことができます。
こうした屋内外のつながりが、20坪の限られた空間をより豊かに感じさせてくれます。休日にはリビングから続く中庭でゆっくりと過ごし、平穏な時間を積み重ねられることもこの住まいの魅力です。
限られた予算の中で、タイルなどの装飾をあえて省き、シンプルで上質な仕上げとしました。その分、天井高や動線計画といった本質的な快適性を追求し、日常に寄り添う住まいを実現。
堅実なお二人の人柄が表れるような、無駄を削ぎ落としながらも豊かさを宿した平屋が完成しました。