土地探しをする際の注意点 part.4

みなさんこんにちは！
浜松の工務店、新築注文住宅ARRCHアドバイザーの黒木です。
さてさて、本日は土地探しをする際の注意点！の第四弾をお伝えいたします！
前回のブログも合わせてご覧いただけましたら幸いです。
>>前回のブログ「土地探しする上での注意点part1」はこちら
 >>前回のブログ「土地探しする上での注意点part2」はこちら
>>前回のブログ「土地探しする上での注意点part3」はこちら

土地探しする上での注意点その4

土地価格が安いのは買い？→NO

土地価格が安いからと言って必ずしも買いの土地であるとは限りません。
土地価格が安ければ全体の費用も下がるのでは？と思う方も多いかと思います。
もちろん、土地に掛かる費用は下げる事はできます。
ですが付帯工事はいくらになるか理解していますか？
実はこの部分を把握しないともしかしたら予算オーバーになるかもしれません。
そこで今日は予算に大きく左右する造成工事についてお伝えさせていただきます！

造成工事とは？

造成工事とは簡単に言えばお家を建てる際の準備の工事のことです。
どんな土地でもこの「造成工事」は必要になります。
※「造成済み」と書かれていても一部必要になるケースもありますのでご注意ください！

内容としては下記になります！
・草刈り整地
・盛り土工事
・鋤取り工事（残土処分）
・境界工事
・土留め
・擁壁工事
・その他（伐採、伐根、撤去等）
他にもありますが、これだけの項目が「造成工事」に該当することになります。
土地によって該当する項目としない項目がありますのでちゃんと確認して下さい！
皆さんはこの部分の費用を踏まえて土地を検討できていますか？

具体的にどんなことをするの？

【草刈り整地】
こちらは雑草や敷地凹凸がある状態の土地に主に必要になります。
雑草や凸凹をなくし住宅用に敷地を整備する工事になります。

【盛り土工事】
家を建てる土地は道路よりも高くなければなりません。
理由としては主に排水をスムーズに流すためです。
水は高いところから低いところへと流れるのでその為に勾配をつける必要があります。
また、距離によっても必要な高さは変化するのもポイントです。

【鋤取り工事｜残土処分】
上記で上げた盛り土の逆パターンです。
土が多い場合は取ってあげなければいけません。
高低差がありすぎても良くないのです。
道路からの進入も出来ない土地は嫌ですよね？
鋤取りについては敷地内の土の移動で済むこともありますが「残土処分」と言って余った土を捨てないといけないケースもあります。

【境界工事】
この工事は原則どんな土地にも必要になる工事です。
隣地との境目に設けるコンクリートブロックを施工する工事になります。
土地によっては完全に自分の敷地内に施工することもあれば隣地の人と共有で儲けるパターンもあります。

【土留め・擁壁工事】
こちらは発生するだけで施工費が大きくかかる工事になります。
ちょっとした工事でも100万円近くかかる可能性があります。
この工事は主に高低差がある土地で発生するケースが多く、
元々田んぼだった土地は比較的道路よりも低いので可能性は十分あります。

【その他（伐採、伐根、撤去等】
こちらは上記で取り上げた以外で発生する工事になります。
例としては下記になります。
①元々大きな木が植わっていた→伐採し伐根する
②元々駐車場で車輪止め等人工物がある→撤去